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売り上げ伸ばす電気自動車  税優遇が後押し
  日産の「リーフ」や三菱の「i−MiEV」といった電気自動車(EV車)が売り上げを伸ばしている。EV車とはエンジンの代わりにモーターと制御装置を搭載し、ガソリンに代えてバッテリーに蓄えた電気を使って走る自動車のこと。
 走行距離が短いことやバッテリーを充電するのに時間がかかることなどが普及拡大のネックとされているが、有害ガスが発生しないため非常に「エコ」な自動車でもある。そのため、エコカー補助金の対象車にもなっていたものの、補助金制度は2月8日に終了済み。ただし、税制上の優遇制度はまだ存続中だ。
 優遇制度により、自動車にかかる諸税のうち自動車を所有していると発生する自動車税については、登録翌年度の自動車税のおおよそ2分の1が減税に。さらに、自動車を新規に取得する際にかかる自動車取得税、自動車重量税は全額免除となる。
 これにより、例えば「リーフ」を購入した場合、同等の非環境対応車を購入した場合と比べると自動車取得税と自動車重量税の総額19万1300円、登録の翌年度の自動車税1万4500円、合わせて20万5800円が減税されることになる。
 なお、東京都など一部の自治体では、5年度にわたる自動車税の全額免除制度を設けているためさらにおトクになる。ただし、軽自動車は適用外なので要注意。