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海外旅行の購入品に課税  品目により異なる税率
  海外の旅行先で購入した商品を日本に持ち込む時に掛かる免税の範囲は品目によって決められている。内容は国によってさまざまで、日本の税関だと、タバコ1カートン、酒3本(1本760cc程度)、香水2オンス、その他の物品購入20万円までが免税となる。
 香水は1オンス28mlで、香水の種類は大きく分けて、(1)Parfum(パルファン)、(2)Eau de Parfum(オーデパルファン)、(3)Eau de Toilette(オーデトワレ)、(4)Eau de Cologne(オーデコロン)と濃度で区分され、オーデコロンやトワレは制限の対象外だ。
 その他の物品購入の上限は20万円と決められている。1個が20万円を超える高額な場合は全額課税となる。購入費の合計額が20万円を超える場合には、その超えた品物に関しては課税対象だ。
 税関によると、課税額の算出には旅行者が有利になるような措置をとっているといい、金額が高く、かつ税額が多くなる品目から優先に免税になるようなシステムだという。たとえば購入したものが、15万円の時計、5万円の洋服、12万円の指輪、5万円のハンドバッグだとすると、合計額は20万円を超える。この場合、指輪とバッグの税率は他の品目に比べて高く設定されているため、それらを免税。時計と洋服のそれぞれの税率から課税額が算出される。
 一方、他の国の持ち込み制限は、たとえばシンガポールではタバコの持ち込みは全て課税対象となっている。また同国はガムに関する禁止事項も独自の規定があり、一部の商品を除いて販売や製造も法律で禁じられている。