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NISA  2年目の非課税枠で好調スタート
  日本証券業協会は2月18日、少額投資非課税制度(NISA)を利用した投資総額が1月だけで2627億円となり、制度が開始した昨年1月以降の単月ベースでは最高を記録したと発表した。年が明けて今年分の非課税枠が利用できるようになったことで、口座を持つ投資家たちが新たに投資を始めたことが理由とみられる。1月単月で新規に約8万口座が開設され、それ以外にも約4万の「開設したまま眠っていた口座」で投資が開始されるなど、利用拡大に向けて2015年の好調なスタートを切った。
 調査は主要証券会社10社を対象に行ったもの。これでNISA総口座数は、1月末時点で414万3836口座となった。また口座の稼働率も46.8%と、昨年末から1.7ポイント増加した。
1月のNISA利用が伸びたのは、15年分の非課税枠が新たに開放されたためだ。去年、上限として設定されている100万円いっぱいまで投資を行った人も、年が明けた1月からは新たに今年分の100万円を投資運用することができる。すでに去年からNISA口座を持っていた投資家が活発に動いたことが投資総額増の主因だろう。
 NISAの非課税枠は現在100万円だが、16年からは120万円に引き上げられる予定となっている。月10万円ずつの投資で枠を使いきりやすくする狙いで、金融界などからの強い要請を受けて、平成27年度与党税制改正大綱に盛り込まれた。また20歳未満を対象とする子ども版NISAも創設する予定だ。