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過大徴収されていないか? 「縦覧」で固定資産税の正しさをチェック
  地方税法では、固定資産税の税額算定に当たって、土地の現況などを定期的に確認する事を自治体に求めている。しかし実際には、一度算定された税額は増築や取り壊しなどの変化がないかぎりノーチェックで据え置きにされ、特例の適用ミスなどで過大な税額が算定されても長期間放置されてしまうのが実情だ。そして過大徴収は全国で起きていて、誰にとっても他人事ではない。
 自分が持っている固定資産税の課税台帳を閲覧すれば評価額は確認できるのだが、素人ではその評価が正しいのか判断することも困難だ。そこで活用したいのが「縦覧」制度だ。縦覧とは、土地や家屋がある場所の市役所などで、自身に加えて近隣の土地家屋の評価を確認できる制度のことだ。近隣の家屋と評価額を比較することで、自分だけが過大な税金を徴収されていないかをチェックできるというわけだ。
 縦覧ができる期間は自治体ごとに4月から1〜2カ月程度で設定されている。もし今の時期に役所に行く用事があるなら。ついでにチェックしてみるのもいいかもしれない。